食品産業創造展へ

第34回西日本食品産業創造展’24へ行ってきました。
食品産業創造展とは、

全国の食品製造関連機器メーカーが集まる
西日本地域で唯一の食品展示会です

農林水産業の盛んな九州は、食材の宝庫で醸造や精肉加工を行う食品工場など食品製造・加工メーカーが多数立地しています。「儲かる農業」を目指した6次産業化に向けた取り組みも活発です。また地域の食材を生かした特色ある製菓製パン事業者が多いのも魅力です。地元の農産加工機械や外食産業用機械、製菓製パン機器メーカーが立地する一方で、全国から200社を超える企業が九州に集結します。優れた厨房機器やオーブン、冷蔵冷凍機械、水産加工機械、包装機、シール機、自動化システム、除菌・殺菌・検査装置 etc...。顧客のニーズに沿った新製品・新技術・新サービスとの出会いの場を創ります。

第34回西日本食品産業創造展’24 新たなる食ビジネスを構築する (nikkanseibu-eve.com)

出産育児で時間が取れず、また子連れで行くわけにもいかず、
子どもたちを幼稚園に送り出して久しぶりにこのような展示会へ行くことができました。

最新の充填機、シール機器、梱包、包装、自動化システムなど
私が想像するはるか先の自動化を目の当たりにし心が躍りました。
右も左も素晴らしい機器が並んでおり、へぇー、ほぇーと感嘆の声が漏れそうでした。

また普段は見ることのないさまざまな産業の機械を見ることができとても面白かったです。

気になる企業様もいらっしゃいましたのでお話も聞くことができ有意義な時間となりました。
今までなかなか展示会には行けませんでしたが、どんどん参加して最新の情報を手に入れないといけないなと痛感しました。
大変刺激を受け4勉強になりました。

さらに、セミナーも受講させていただきました。

麹の特性を活かした新規機能性食品の可能性
崇城大学 生物生命学部 教授 三枝 敬明 氏

米麹の製麹工程中に様々な周波数の音波を照射することにより、異なる酵素生成パターンを示す米麹が製造できることをこれまで報告してきました。そこで更に種麹(白麹、黄麹、黒麹)に様々な周波数の音波を照射した後、「米麹」あるいは「ふすま麹」を無音下で製麹したところ、麹の種類や周波数によって様々なタイプの麹を製造できる可能性が確認できました。今回は音響麹の様々な可能性についてお話しします。

セミナーのご案内・お申し込み|第34回西日本食品産業創造展’24 (nikkanseibu-eve.com)

大変興味深いお話でした。
私たちのような零細企業ではなかなか研究所を持つようなことはできませんので、
このような発表を聞くのは大変有意義なことです。

これまで温度、湿度、酸素、光、PHなどのストレスを与えることで米麹が異なる酵素生成パターンを示すということが
発表されてきましたが、音響でも麹に変化がみられるという。
麹とはやはり繊細なものであり、ほかにも麹が変化する要素が存在するだろうなと思いました。
新規機能性食品のお話で、研究所もしくは研究所との連携なしにはなかなか厳しい分野ですが
新たな可能性として大変面白い発表でした。

一方でみそ、麹屋が同じような手順で麹を作っても少しずつ味に変化が出てくるのは、
やはり複雑にさまざまな要因が重なった結果だといえ、興味深いものがあります。

それぞれがそれぞれの店舗でしか作れない唯一無二の麹をつくることには意味があり、
またその変化、違いを楽しみながら広くお客様のもとにも届けば嬉しいなと思いました。

展示会で多くの刺激を得ました。
さらなる品質向上のため、いろんな可能性を試したいと思いました。

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