米麹パウダーは唐揚げの衣になりうるのかレポ
先日お客様より
米麹パウダーをまぶして唐揚げにしたらどうなりますか?
とご質問をいただきました。
できそうな気もするし、できないような気もする…
ということで実際に作ってみました。
下ごしらえ
作り方はシンプルに。
塩麹に漬け込み、片栗粉をつけて揚げる。
これを片栗粉→米麹パウダーに変更します。
普段はこの方法でジューシーな唐揚げができます。
まず鶏もも肉を1口大に切り、
塩麹を少量加えて混ぜ込み、15分寝かせました。
鶏肉に米麹パウダーをふりかけ、馴染ませました。
このとき少し玉になるなぁという印象を受けました。
調理開始!揚げます
いざ180℃の油へ。
よーくみてみると、すごい勢いで唐揚げが茶色になっていく!
塩麹にも漬けているし、米麹パウダーでさらに焦げやすくなっているのかもしれない。
と思いすぐさま160℃まで下げました。
160℃で揚げると焦げるスピードも和らいだと思います。
鶏肉に火が通ったところで、ざるにあげました。
油切れは、いまいちです。少しベトつきました。
では実食!
味は美味しい。
塩麹の甘み、米麹パウダーの甘みを感じます。
玉になってしまったところはカリッとしていてすごく甘い。
これが米麹パウダーの力かぁ。甘い。
一方で、保湿力が足りない。
鶏肉はしっとりして美味しいけれども米麹パウダーでは鶏肉を包み込めていない。
片栗粉などで揚げた時のような、鶏肉の肉汁を閉じ込めることはできていないように思います。
総評
美味しいけれども改善の余地あり
◯味、カリカリするところがある、甘い
×油切れ、焦げやすい、保湿力
改善点
卵、片栗粉、小麦粉などを混ぜ合わせて作ってみる。
良い点、悪い点、改善点が見つかりましたので、今後も実験してみたいと思います。
米麹パウダーを使う際の参考にしてみてください。