10月10日は赤ちゃんの日。
赤ちゃんがママのおなかにいる期間「トツキトオカ」に由来し、「生まれてきてくれた赤ちゃんにありがとうを伝える日」なのだそうです。
赤ちゃんの命が芽生えて、成長し、生まれてきてくれることは本当に奇跡です。お母さんの身体もまた赤ちゃんに合わせてどんどん変化していく、まさに人体の神秘です。
私も妊娠出産を経験し、今6ヶ月になる赤ちゃんがいます。
妊娠が判明してから、体の中では赤ちゃんの感動的な奇跡(成長)が日々繰り返されているのですが、
母体からするとそのように感動している余裕は、ない。
ないんですね〜。
つわり、便秘、腰痛、体重増加などの身体のトラブルが次々に起こってくるからです。
そんな時に少しばかり私を支えてくれたのが甘酒です。
一人の体験談として読んでいただけたら幸いです。

妊娠初期のトラブル
妊娠初期はなんと言っても つわり。
私の場合は、軽い食べづわりでした。
空腹になると気持ち悪くなるというものです。
私は空腹になる前に温めた甘酒を食べて乗り切りました。
あったかい甘酒は気持ちまでほぐしてホッとさせてくれます。
甘さも心地よく、少し食べるだけで満腹感があるのも良かったです。
身体にとっても甘酒は有り難かったのではないでしょうか。
甘酒は飲む点滴とも言われるほど栄養価の高い飲み物。
ブドウ糖、オリゴ糖、必須アミノ酸、ビタミン群をはじめ250種類の栄養素が入っていると言われています。
そして、麹菌はお米を分解する酵素を出し、
でんぷんをブドウ糖に、タンパク質をアミノ酸に分解する力を持っています。
これは人間が食べ物を唾液や胃液などの消化酵素で分解するのと同じ働きなので、甘酒は身体にかかる負担が少ない食べ物と言えますね。

妊娠中後期のトラブル
妊娠中後期のトラブルは便秘。
安定期に入ってからは、赤ちゃんがどんどん大きくなるのを感じると同時に臓器が圧迫されていくのがわかりました。

妊娠後期の臓器、どうなっているか知っていますか?
少しグロテクスでもありますので、
興味のある方は、「妊娠後期 臓器」で検索してみてください。
妊娠中後期の便秘
結論から言わせてもらうと、なって当たり前でしょう!
だって臓器が可哀想なことになってるんだもん。
ある程度のところまでは、甘酒パワーで解消してました。
甘酒には腸内環境を改善してくれる働きがあります。
腸内の善玉菌のエサとなって善玉菌を増やしたり、
便のかさを増やしてスムーズな排便を促したり、
便中の油の含有量を高め滑らかな便にしてくれる効果があると言われています。

甘酒様様で過ごしていましたが、臨月に近くなってくるとダメでしたね。
食べ物でどうこうと言う領域ではないと思いました。
甘酒は飲み続けましたが、ストレッチや運動もして腸が動くように心がけました。
一転して臨月に入ると、便秘は解消しました。
赤ちゃんが下がってきて胃腸に余裕ができたのかもしれません。
いずれにせよ、妊娠中はとても甘酒のお世話になりました。
心も身体も癒されたと思います。
ただ注意すべきこともあります。
甘酒の原料はお米なので、カロリーは高いです。
最近の産婦人科は体重増加に厳しいところもありますから、
食べる量には気をつけてくださいね。
1日コップ1杯程度(150ml)にしましょう。
バナナや牛乳を混ぜてスムージーにしても美味しいですよ。

甘酒はたくさん飲むよりも毎日継続して飲むことの方が重要です。
もし身体のトラブルを抱えている妊婦さんがいらっしゃったら、選択肢の一つとして甘酒があります。
良かったら試してみてください。
次回は、離乳食にも使える甘酒の話をしたいと思います。
それでは〜